中小企業診断士1次試験は何年計画で受験すべき??合格者が教える4つの判断基準

中小企業診断士の1次試験は、全く異なる7つの教科から構成されており、受験生の大きな壁となっています。

そのため、1年でのストレート合格を目指す人もいますが、最初から複数年度での合格を目指す人もいます(サイト主自身も後者です)。予備校においても、コースが分かれているほどです。

では、初めて中小企業診断士試験に挑む人は、どのように受験プランを組むべきでしょうか??

今回は、5つの判断基準を示しながら、1次試験を3度経験したサイト主が解説していきたいと思います。

受験期間を決定するための4つの判断基準

勉強が得意である(得意or不得意)

最初のポイントは、勉強の得意度です。

中小企業診断士では、1次試験だけで1000時間程度の勉強時間が必要とも言われています。

これまでの経験を振り返って、あなたはそもそも勉強が得意だったでしょうか?毎日机に向かうことはできるタイプでしょうか?


また、試験は7科目あり、計算力や理解力を問われる科目と、徹底した暗記が要求される科目のいずれも存在します。

数字を見ただけで蕁麻疹が出るタイプではありませんか? 法律が苦手だったり、パソコンやシステムが苦手だったりしませんか?

時間的な余裕がある(余裕があるorない)

前述の通り、1次試験の合格までに1000時間の勉強時間が必要と言われています。仮に1000時間という数字が正しいとして、1ヶ月で25日間勉強すると仮定すると以下のようなスケジュールになります。

試験まで10ヶ月間→月100時間勉強→1日4時間
試験まで5ヶ月間→月200時間勉強→1日8時間

約1年前から準備したとしても、毎日コンスタントに4時間勉強が必要な訳です。継続すること自体が結構しんどいですし、そもそも時間的に余裕のある方でないと難しいです。

仮に必要勉強時間が500時間だとしても、単純計算で、

試験まで10ヶ月間→月50時間勉強→1日2時間
試験まで5ヶ月間→月100時間勉強→1日4時間

ということになります。


ですので、「そもそも勉強に費やすことの出来る時間は、どれだけあるのか?」ということをよく見極める必要があります。

勉強せずに合格出来る科目がある(あるorない)

前提知識や経験は、必要勉強時間に大きく関わってきます。

例えばサイト主の場合、元々経済学科出身であったことや、本業での知識・経験も活用できることから、「財務・会計」と「経済学・経済政策」については無勉でも合格点を取ることができました。

また、既に複数の資格試験に合格していたことから、ITパスポート→情報経営システム、外務員・FP・宅建→法務というように、なんとなく関連知識がありました。

ですので、「法学部だったので、法務はほとんど勉強不要」とか「職業がSEだし、応用情婦技術者の試験で勉強したので、経営情報システムは余裕」といったアドバンテージが、あなたも持っているかどうかというのは大きなポイントです。

科目名重要度必要時間タイプ2次試験
企業経営理論140時間暗記
財務・会計200時間理解
運営管理140時間暗記
経営情報システム120時間暗記×(少し)
経済学・経済政策低〜中200時間理解×(少し)
法務120時間暗記×
中小企業政策80時間暗記×

ちなみに、勉強するのに時間がかかる理解系科目(財務、経済学)について前提知識がある方は、必要勉強時間を大きくカットできると思います。

一応、知識なしの人の場合、各科目でどれだけ勉強が必要かを参考で載せておきます。

診断士に挑む強い動機がある(あるorない)

私の持論ですが、学力というのは「勉強時間*スキル*集中力」という3つの要素の掛け算だと思っています。

ここでスキルというのは、これまでに受験勉強や資格勉強を通して培った、「自分なりの合格メソッド」のことです。経験を積めば積むほどスキルは上がっていく訳ですが、一朝一夕で向上するものではなく、短期的にはコントロール不能です。

一方、集中力に関しては、コントロール可能だと思っています。

個人の性格やタイプにもよると思いますが、モチベーションが高ければ高いほど、本気であればあるほど、勉強に対する集中力は高まっていきます。逆もまた然りです。

ですので、改めて問います。

あなたには診断士を受験するに当たっての十分な動機があるでしょうか?

その動機は十分に強いものでしょうか?


最後に・・・

今回は、診断士の合格プランを何年計画にするかについて、4つの観点から解説してきました。正直、4つ中3つ以上該当しないと、ストレートでの1次試験合格は難しいかなと思います。

私の場合、特に明確な理由もなく、なんとなく2年間での1次試験突破を目指しましたが、2年にして正解だったと思います。

初年度は5科目受験しましたが、思うように勉強時間を捻出できず、かなり四苦八苦しました(結果は、なんとか5教科合格)。

複数年度受験は、別に悪いことではありません。

自分自身の知識量や時間的余裕に応じて、柔軟に受験計画を定めてもらえればと思います。