中小企業診断士の1次試験対策に問題集は必要か?過去問だけで良い?

中小企業診断士の1次試験は7科目と非常にボリューミーな訳ですが、しばしば受験生の間で議論になるのが、「問題集は必要か?過去問集だけで十分か?」という話です。

仮に、問題集も過去問も購入するとなれば、7教科で14冊こなさなければいけない計算になりますので、確かに大きな問題ですよね。

そこで今回は、1次試験には3度受験した経験もあるサイト主が、「問題集の必要性」について、解説していきたいと思います。

問題集は必要か?

私の結論を先に言いますと、「苦手教科は問題集を買っても良いが、基本的には問題集は不要」だと考えています。

理由は、2つあると考えています。

出題は過去問からの焼き直しである

まず第一に、「出題は過去問からの焼き直しである」という点が挙げられます。

各科目のいずれも試験範囲は膨大ですが、頻出のポイントはある程度決まっていますので、過去問勉強をしっかりと行えば十分対策可能です。

もちろん、過去に全く出題されたことのない論点で出題されることはありますが、それは他の受験者も分からないケースがほとんどなので、合否には影響しません。

ですので、問題集を購入するのは、入念な対策が必要な「苦手科目」くらいで良いのではないかと思います。

ちなみに、私の場合には「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」の3科目だけ購入しました。いずれも、私にとっては馴染みが薄く、苦手意識の強い教科だったので、念には念を入れて購入しました。

問題集に費やす勉強時間が確保できない

まず第二に、「問題集もこなせるほど、そこまで勉強時間が取れない」ケースが多いと言うことが挙げられます。

例えば、TACの「スピード問題集」の場合、科目にもよりますが120〜150問程度収録されています。

仮に1問3分で終わらせたとしても、1周につき最低6時間必要です。実際のケースでは、最初の1周目はテキストと行ったり来たりしながら覚えていくと思いますので、更に時間がかかるはずです。また、最低3周程度の復習が必要であることを考慮すれば、1冊20〜30時間は必要です。

これを7科目行ったと仮定しますと、140〜210時間程度の勉強時間が必要ということになりますが、「正直しんどい」です。

テキスト学習→問題演習→過去問対策というのは、王道の勉強法ではあります。

しかし、過去問対策だけで対応できるのであれば、効率性の観点からも、問題演習のフェイズは省いていくべきだと考えます。

ゆるすけゆるすけ

100%の知識は求めず、効率的に80%到達できる方法を実践しましょう

「過去問演習だけでは不安」というケースでの対応策

「問題集を使わない」ということに対して、「対策の漏れがあったらどうしよう・・・」という意見があると思いますので、それに対する回答も書いておきますね。

その方法は、簡単です。

過去問対策を丁寧にこなす」ということです。より具体的には、「問題の選択肢一つ一つに対して、正誤判定を自信を持って行えるようにする」という方法です。

例えば、四肢択一問題を解く場合には、2択問題が4問出題されていると捉えて、選択肢一つ一つに対して丁寧に検討します。そして、仮に四択問題は正答できていたとしても、知識が曖昧な選択肢があったとすれば、その選択肢は後で復習をする訳です。

これによって、確実な知識を蓄積することができるようになり、過去問演習だけでも漏れなく対策できるようになります。

過去問演習のイメージ。

上の写真は、過去問演習の実践例です。(ア)と(エ)という選択肢については、100%正答できる自信がなかったので、△にしてあります。このように、選択肢一つ一つに対して、2択問題として解いています。

1科目につき40問の四肢択一問題があるとすれば、計160問の一問一答問題を解くことになりますし、過去5年分だと800問になります。しっかりとこの方法を実践すれば、知識の漏れは殆ど発生しないはずです。

ちなみに、記号の意味や復習スパンについては、下の記事を参考にしてください。

まとめ

基本は、「過去問演習を丁寧に行い、知識漏れを最小限に留める」という方向です。

このサイトを見ている方は、サラリーマンをしつつ勉強もしているという方が殆どであり、勉強時間の捻出には困っているケースが殆どだと思います。

過去問演習を上手くこなし、効率的に勉強をしていきましょう。苦手教科について、どうしても問題集での対策も行いたい方は、最大でも1〜2教科に絞って対策していきましょう。