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資格試験においては試験料の振込のほか、参考書購入、スクールの授業料等、様々なコストがかかってきます。そのため、少しでもお金を節約する目的で、参考書のテキストは購入せず、問題集や過去問集だけで試験に挑むという方が少なくありません。

でも、それって本当にお金の節約になっているのでしょうか?
今回は、参考テキストを購入しないことによるデメリットについて、見ていきましょう。

デメリット1 知識に偏りが出る

問題集の中で出題されるポイントは、基本的には全て押さえておくべきポイントです。特に、解いている問題が過去問なのであれば、その類似問題が次回も出題される可能性は極めて高いと言えますから、問題集を解くことに重点を置くことは理にかなっています。

しかし、問題集だけから得る知識ではどうしても偏りが出てしまったり、網羅性に欠ける知識になってしまいます。問題演習を通して、せっかく出題傾向が分かってきたとしても、偏った知識しか持っていなければ、少し出題方法を変更されたり論点をずらされたりするだけで、全く歯が立たなくなってしまうのです。

 

デメリット2 最終的に金銭的に特になるかは微妙

もし、あなたが資格試験の勉強をするに当たって、問題集しか購入しなかった場合、参考テキスト分の金額が節約となります。しかし、最終的に金銭的に得をするかどうかは微妙です。

なぜなら、テキストを買わないということによって、少なからず試験への合格率が減少するため、再受験の必要性が生じるかもしれないからです。

問題集だけ購入する人は、問題集を解いていて多少分からないことが出てきたとしても、恐らくそれを無視します。
試験範囲の知識が体系的にまとめられた参考テキストがなく、調べるために費やす時間や労力が非常にかかりますので、調べるという行動を殆ど取らなくなってしまうのです。

ちなみに、現代はインターネットが発達している時代ですので、試験に関する大抵の疑問点は、ネットで簡単に調べられそうなものです。しかし、大抵の資格試験はそれなりに専門的な内容を含んでいるので、ネット上での情報整備が進んでおらず、意外と正しい答えを得ることは難しいです。

また、ネット上の情報の場合には、その情報が何年何月時点の情報なのかが分かりにくいです(サイト主が、敢えてば日時を悟られないようにしているケースもあります)。例えば、FP等の試験に関しては、試験範囲の法律・条例などがかなり頻繁に改正されている訳ですが、ネット上で得られる情報が古くなっている可能性も少なくなく、誤った知識を覚えてしまう危険性もあります。

ですので、問題集を解いていて疑問が出る→参考テキストがないので調べないorネットで調べるが分からない→分からないが蓄積され、資格試験の合格点に届かない可能性が高まるといったケースが想定されるのです。

 

デメリット3 モチベーションの維持が大変

問題集だけを購入して解き続けるということは、大きなストレスを伴います。

あなたが既に知っているジャンルの試験であるならいざ知らず、大抵はそうではありません(試験範囲に詳しくないからこそ、問題集で勉強している訳ですが・・・)。試験を受けるまでは全く知らなかったであろう専門用語や法律などを理解し、問題を解いていくはずです。

ということは、問題集だけ購入しても、全くチンプンカンプンな問題を連続して解き続けるわけですので、非常に精神的に疲れてしまいます。これは、勉強に対するモチベーションの低下を招くだけでなく、自分の能力を過小評価し自信を失わせることになり兼ねません。

 

・ちなみに・・・

「問題を解く」ということに重点を置いた勉強法自体は、正しいです。

参考テキスト中心の学習ですと、テキストを読むことだけが目的となってしまい、知識はあまり頭には入ってきません。目的なくテキストを読み続けるというのは、勉強効率という観点から言うと、非常に非効率です。

ですので、問題集中心の勉強の組み立てにするべきです。
ただ、前述の通り、問題集から得る知識だけではどうしても偏りが生まれてしまいます。より網羅的な知識を吸収し、問題に対する応用力をつけるためにも、周辺知識の習得などをテキストから行う訳です。

テキストは試験範囲の辞書として利用し、必要に応じて適宜参照するようにするのです。これによって、テキストを利用する目的が明確になりますので、より効率的に知識の習得が可能になります。