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「合格への最大の近道は、過去問演習をすることだ」という内容のことは、資格試験や大学受験においては頻繁に叫ばれていますが、これは紛れもない真実です。

今回は、作問サイドの裏事情の話も交えつつ、過去問の重要性について改めて解説していきたいと思います。

 

過去問の重要性とは・・・

「なぜ、過去問演習が重要なのか」と問われれば、答えは「試験で出題される問題の90%以上は、過去問の枝葉を変えただけだから」です。

いずれの資格試験においても、論点になるような重要な箇所はそれほど多くはありません。結局、「その人が本当に試験範囲の内容を理解しているのか」をチェックしようすると、毎試験同じような内容のことを質問の表現を変えながら問うしかないのです。

例えば、宅建の場合ですと、宅建業法に関する問題が年18題程度出題されます。一方で宅建業法というのは100条程度しかない法律ですので、5年もすれば重複が発生するのです。過去問を10年程度追っていけば、類似問題が何題も出題されていますし、出題されている問題に何らかの傾向があることは、むしろ当然と言えます。

つまり、過去問演習を行うということは、実際の資格試験で出題されるであろう問題を先にチェックしているのと同じなのです。合法的にカンニングができるのですから、過去問演習を徹底しないワケにはいかないですよね。

 

全く分からなくても、とりあえず1年分解いてみる

資格試験の勉強を始めてすぐの段階で、とりあえず1年分の過去問を解いてみることを推奨しています。

勉強を開始したばかりなので、まず間違いなく解けません。恐ろしいほどに解けません笑。しかし、この演習によって、勉強のゴールがより明確に見えてくるだけでなく、どういった雰囲気の試験であるのかを感じることができます。

全体を見据えた上でゴールを目指すということは、最短経路で合格するためには必要不可欠なことです。勉強時間が取れないサラリーマンにとっては、重要な「通過儀礼」と言えるでしょう。

また、「問題が解けない」という経験は「焦り」を生みます。過去問演習によって、「合格までの道のりは決して楽ではない」ということを肌で感じることができるワケですので、日常的な試験学習への集中力も高めることができるのです。

 

おまけ 過去問の使い回しと、試験問題作成の裏事情

「そもそも、なぜ過去問は使い回されるのか」という話ですが、少し問題作成サイドの観点から考えてみたいと思います(半分くらい、サイト主の推測です)。

まず第一に人員数です。作問に当たっては、実は数人で作成しているケースが殆どで、大体5〜7人程度です。人数が多くなってしまうと、どうしても情報漏えいのリスクが高まってしまいますし、コストの問題もあると思いますので、あまり多くの人員を割くことができません。

また、作問委員というのは、大学教授とかコンサル会社の社長などであるケースが殆どです。つまり、本業は別にあるのであって、試験問題の作成だけを行っている訳ではないのです。極論をすれば、資格試験の作問は片手間な訳です(決して、手を抜いていると言っている訳ではありません)。

つまり、問題作成のための人員も時間も、決して十分とは言えません。まして、簿記やFPのように年数回試験があるような場合には、試験問題作りのスケジュールが更にタイトと言えるでしょう。

そう考えると、全く新しい問題を一から作成するというのは非常に困難な仕事な訳です。ですので、過去問を改変して試験問題を作るということは、スケジュール的にも人員のキャパシティ的にもしょうがないことと言えます。

ちなみに、国家の資格試験の場合には、その傾向は顕著と言えます。あまりにも変わった問題を作ってしまうと、「こんな問題では、受験者の知識やスキルを公正に評価できない」などというクレームが入りかねません。

ですので最終的には、「過去問を踏襲して問題を作成する」という結果に落ち着くのです。多少、サイト主の推測も入っていますが、「遠からず」だと思いますよ。