意外と難易度の高い銀検財務2級に、サクッと合格するための効率的勉強法

財務3級もそこそこ難しい試験ですが、財務2級は遥かに難易度が上がりますので、しっかりと対策することが必要です。

今回は、銀行業務検定・財務2級の攻略法について解説していきたいと思います。

試験概要

項目内容
試験日6月、10月の年2回
試験料6,480円(消費税8%時)
試験時間180分
出題形式大問10題(1題10点) 全て記述式
受験資格特になし
合格点60点以上(調整あり)
合格率約20〜30%

試験の難易度と必要勉強時間

財務2級の難易度は、そこそこ高いです。

全ての問題について、記述や計算問題であり解答に時間がかかる一方、大問1題当たり最大18分しか使うことが出来ません。もちろん見直し時間も必要ですから、それ考慮するならば、1題15分で解くペースとなります。

大問1題当たり2〜3問程度の問題に分かれていますので、本当に試験時間が足りなくなります。試験時間が3時間というと長いように感じられますが、全くそのようなことはありません。ずっと、手を動かしっぱなしの3時間になります。

かといって、ただ計算するだけでもありません。財務・会計に関しての結構細かい点を問われますし、覚えるべき問題パターンも少なくありません。

ですので必要勉強時間は、財務2級から受験する人で150〜200時間といったところでしょうか。だいたい宅建が250〜300時間くらいだと言われていますので、結構な難易度ですよね。

財務3級を受験していた人でも、確実に合格するためには80〜100時間くらいの勉強時間は確保したいところです。少なくとも簿記2級よりは難易度は高いと思いますので、十分な対策が必要な試験だと言えます。

今回の記事については、財務3級に既に合格済であり、基礎的な財務・会計の知識がある人向けということで進めていきたいと思います。

使用する参考書

使用する参考書は、例のごとく「経済法令研究会」の参考書です。

なお、記述試験は「正確な知識」を求められますので、テキストもちゃんと購入しましょう。たまに、問題集だけを購入して済ませようとする人がいますが、ナンセンスです。

問題を解いたあとは、テキストを読んで該当箇所に対する正確な知識を身につけ、ついでに周辺知識も身につけるというのが王道の勉強法です。

基本的な勉強方針

基本的には、問題演習中心の学習です。

出題にはパターンがありますので、過去問をたくさん解いて、代表的な問題を暗記できるレベルまで復習するというのが骨子になります。そして、分からなかった点に関しては、過去問集の解説やテキストを読み込んで、正確な知識を詰め込んでいきましょう。

勉強のポイント0:スケジューリング

資格勉強に入る前に、まずやっておくべきことがスケジューリングです。

今日現在から試験当日までの日数や勉強可能時間を見積もり、「どの日までに何をするべきか?」を明確にしていきます。

簿記2級のスケジューリング例

上記の写真は、簿記2級の例ですが、スケジューリングのイメージはつかめると思います。

財務2級に置き換えてみれば、例えば過去問8回分を3周やるという前提で作ってみましょう。仮に試験まで50日だとすれば、単純計算では2日に1回分のペースで過去問を解く必要があります。

もちろん、1周目は非常に時間がかかると思いますし、逆に3周目は1日で十分かもしれません。最初は要領が分からないかもしれませんが、とにかく仮置きでもスケジュールを組んでみましょう。

大抵のケースでは、スケジューリングをして日程を割り振ると、試験当日まで全く時間がないということに気付かされます

こうした適度な焦りが、日々の勉強にもプレッシャーを与え、勉強の密度を濃いものにしてくれます。スケジューリングを立てない受験生も多いですが、確実に合格するためには必須事項です。

勉強のポイント1:悩まない

問題演習のポイントは、「悩まない」ということです。

特に問題演習の1周目などは、問題が解けるはずがありません。出来なくて当然ですので、30秒考えても解答の方向性が見えないようであれば、すぐに解答をチェックしてください。

世間的には、問題に対して考えることが合格への近道だと思っている人が多いですが、むしろ逆です。

無駄に時間がかかるだけでなく、連続して全く分からない問題に直面するという状態は、非常にストレスがかかりますしモチベーションが下がります。受験自体を放棄してしまうという自体にもなり兼ねませんので、積極的に解答を見ていきましょう。

財務2級の問題は、考えて解くものではありません。パターンを暗記して、それに合わせて解くだけです。

勉強のポイント2:次の日の復習

ポイントの2点目は、「次の日の復習」です。

昨日解けずに解説を見た問題について、どの程度記憶しているかをチェックしていきましょう。

これは、「エビングハウスの忘却曲線」という有名な理論に基づくルールです。

人は覚えた物事のうち、大半のことを次の日には忘れてしまっていますので、次の日に復習することによって、覚えた内容を長期記憶へ移行させるのです。

もし、たどたどしかったとしても、解けたのであれば御の字です。再び解説やテキストを読み、問題パターンとその解き方を改めて確認しましょう。

もし解けなかったのであれば、再び解説やテキストを熟読し、明日は解けるようにします。分からない問題に対する徹底的な復習こそが、合格への最短ルートなのです。

ちなみに、エビングハウスの忘却曲線理論については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、詳細を知りたい方はご覧ください。

その他、復習の回数についてはこちらの記事をご覧ください。

基本的には、3回復習して3回とも正解できるようであれば、今後の復習は不要です。もし復習するとしても、試験直前の総復習の時に解く程度で十分です。

解ける問題については復習せずに、時間を節約すること。

限られた時間を使って勉強しているサラリーマンにとっては、最も重要な掟と言っても過言ではありません。時間は、解答できるかが微妙な問題の復習に使うようにしましょう。

勉強のポイント3:スキマ時間を有効活用

家族、恋人、子供、仕事の付き合いなど、サラリーマンにとって資格勉強時間を捻出することは至難の技です。

そんな状況にあるサラリーマンが勉強時間を捻出するためには、スキマ時間を有効活用する他ありません。

  • 朝布団でゴロゴロしている時間
  • youtubeやテレビを見ている時間
  • インスタグラムやフェイスブック、ラインを見ている時間
  • 電車を待っている時間
  • 電車に乗っている時間
  • ゲームをしている時間

などなど、削れる時間は削って、5分でも勉強時間に当てていきましょう。

突発的な飲み会やイベントによって、夜に勉強出来なくなってしまうと言った事態は一定程度発生します。だからこそ、日中から5分のスキマ時間を積み重ね、どんなスケジュールでも最低限勉強を継続できるという環境を作っておくのです。

ちなみに、勉強するべき内容に関しては、初見の問題演習などはやめましょう。

初見の問題を5分で解こうと思っても中途半端になるだけですし、雑音や揺れのある電車内などではそもそも集中できません。

ですので、スキマ時間にやるべきことは、既に何度か解いたことのある問題の復習や計算式や言葉の定義の確認や復習など、5分くらいで行えて、かつ少し集中しづらい環境でも問題のないものにしましょう。

ちなみに、記憶への定着という観点からは、1時間の連続した勉強よりも12回に分散された5分の方が遥かに有効です。

スキマ時間には、スキマ時間に向いている勉強内容を選び、効率的に勉強を進めていきましょう。

財務2級攻略法のまとめ

以上で、財務2級攻略法に関する記事は終了です。

細かいポイントは他にも多々ありますが、上記の点を押さえるだけでも十分に合格できます。

サイト主が、様々な資格試験の勉強を通して身につけた勉強スタイルであり、ある意味では私の到達点です。

少しでも参考にしていただければと思います。