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金融系サラリーマン(特に銀行員)であれば、避けては通ることができないのが銀行業務検定。

数ある試験の中でも暗記系の銀検科目の試験は、「これを勉強しても、業務に生かすことができるのだろうか・・・」と、誰もが疑問を抱きたくなるような試験です。

という訳で、そんな面白くない資格だからこそ、効率的に勉強して合格し、内容はさっさと忘れてしまいましょう。では早速、暗記系銀検3級試験 各科目の特徴と押さえておくべき傾向、ポイントについてみていきましょう(合わせて、下記の記事も必ず読んで下さい)。

銀行業務検定3級試験・暗記科目の勉強法完全版(税務、法務、信託、外為等)

 

法務3級 傾向と対策

数ある銀行業務検定試験の中でも、私が最も勉強し甲斐がなく詰まらない試験だと感じるのが法務3級。また、法律での内容と銀行実務では異なっている点も多く、本当に無駄と思える試験です(限定根保証の期間、休眠口座に対する対応など)。

ただ、財務・税務と並び、取得必須とされ、3大銀検科目の一つと認識されていることも事実。ですので、さくっと勉強してさくっと合格しましょう。

まず、問題傾向としては、ひたすらに「暗記」という試験です。
基本的には、過去問類似問題が出題される訳ですが、「意外と初見の問題なども出題されるな」という印象で、過去問からの類問出題は約50~70%という印象。

その為、テキストを購入せずに問題集だけを購入して試験対策を行っていた知り合いは、合格点である60点にギリギリ届かない点数で不合格になっていた人が多かったような気がします。
ですので、上記の記事にもありますが、特に法務3級試験に関しては、絶対にテキストを購入して下さい。

試験対策に関しては、基本的には過去問演習を中心として行う訳ですが、解説に書いてある内容は丁寧に読み込み、関連内容に関してはテキストを参照して周辺知識を詰め込んでいくという基本事項を徹底して下さい。これによって、過去に出題のなかったような問題に対する耐性ができ、試験に対する「勘」のようなものが醸成されます。

 

勉強に当たっての注意点としては、「入口の段階でテキストを読むことに拘りすぎない」という事です。

上記の記事では、基本的には最初に3周テキストを流し読みし、試験範囲に対する全体感を掴むことを推奨していますが、この試験は正直例外です。

法律に明るくない人にとっては、ただただ苦痛な呪文の羅列でしかないため、何度読んでも文章が印象に残らず、全体感を掴むことすらできないという可能性が高いです。

であれば、1周程度ぱらぱらと読み、すぐに問題演習に取り掛かるようにした方が、より少ない時間で合格に到達できるような気がします。

 

税務3級 傾向と対策

税務3級に関しては、勉強内容が銀行業務に直結しますし、自分自身の所得税計算や節税等にも活かすことができるので、結構良い試験です。財務・法務に並ぶ3大試験ですので、確実に合格できるように勉強していきましょう。

さて。税務3級試験を受験するに当たっては、もちろん何の前提知識もなく試験勉強し始めて合格を目指すことも良いですが、個人的にはFP3級や2級等を取得した上で臨んだ方が良いと思います。

税務3級というのは、(1)所得税、(2)相続税・贈与税、(3)法人税の3パートから成り立っている訳ですが、いきなり所得税と相続税・贈与税の税務体系や課税体系を理解し、記憶するのは結構骨が折れると思います。

 

しかも、経済法令研究会が出版している銀検の参考書は、書き方が辞書的でありお世辞にも読みやすい参考書とは言えないので、なおさら税務の前提知識をあらかじめ持った上で、税務3級に臨むことが重要になってきます。

難易度としては、FP3級の税務に関する出題<FP2級の税務に関する出題<税務3級という感じですので、レベル感的にも丁度良いステップアップなのではないかと思います。

 

まあ、銀行業務検定もそうですが、FPに関しても取得必須の金融機関が殆どですので、可能であればFPから取り組んだ方がスムーズに税務3級に取り組めると思いますよ。

また、試験問題に関してですが、80%くらいは過去問類似問題が出題される印象です。ですので、過去5回分を何度も解き直し、出題スタイルや頻出論点を暗記するレベルになって下さい。

 

信託3級 傾向と対策

信託3級に関しては、近年受験を推奨している金融機関が増加している試験の一つです。マイナス金利に伴う金利低下に伴って、法人関連業務の金利収入が減少していますが、その利益減少を埋めるべく注目されているのが信託の分野なのです。その為、グループ会社に信託銀行を持っている金融機関を中心として、地方銀行でも取得を推奨している印象があります。

 

さて。内容に関してですが、基本的には暗記の科目ですので、覚えられれば合格、覚えられなければ不合格というシンプルな試験です。他の暗記系銀検科目と比べると総じて難易度が低く、合格率に40〜50%程度で落ち着いており、取得しやすい方に試験だと思います。

 

ただ、注意点としては、試験回数が少ないという点です。

殆どの銀検科目が、年2~3回の受験チャンスが存在する一方で、信託3級に関しては開催は6月試験のみとなっています。一度資格取得を逃すと1年後の再チャレンジとなってしまう為、その際には1回目で勉強した内容は一切覚えていないという事態が発生します。

ですので、信託3級試験に関しては、最低70点程度の得点が取れるように勉強したり、6月試験は優先して信託3級を受験するなどして、対応するようにしましょう。

 

外為3級 傾向と対策

外為関連業務が日常的に発生するようなメガバンク3行は当然として、地方銀行などでも取得が推奨されるようになっているのが外為3級です。

外為3級試験の特徴とポイントとしては、以下の2点に尽きます。

  • 聞きなれない専門用語の内容を、いかに理解し暗記するか
  • それぞれの法律、制度、コードなどを、いかに整理して暗記するか

外為事務を普段から行っている受験者はともかくとして、全く聞いたことがないような専門用語が非常に多い上に、馴染みのない諸外国の法制度や世界的に広まっている貿易ルールなどについて、ひたすらに暗記することになります。専門用語については、テキストや問題集を読むだけでなく、声に出したり文字として書くなどして、叩き込んでいく必要があります。

出題傾向としては、過去問類似問題が出題されるような傾向にあり(私の肌感覚)、対策はしやすいと思います。ただ、「いかに専門用語や法制度の名前や内容を理解しているか」という暗記至上主義的な様相が強く、知っていれば解けて知らなければ解けないというタイプの試験です。

普段の勉強時には、専門用語や法制度に触れる接点をとにかく持ち、一つでも多くの用語を理解し暗記していくことが重要です。そのためには、隙間時間を徹底的に活用し、とにかく「触れる回数」を稼いで下さい。

 

暗記系銀検試験対策のまとめ

暗記系の銀行業務検定科目と一口に言っても、それぞれの試験の間には傾向の違いが多少見られます。

ただ、基本的には勉強方法や対策の仕方については大差はなく、下記の記事に記載している通りのことを実践すれば、3週間程度の勉強でも十分に合格できると思います。

「覚える」ということが中心であり、詰まらないと感じる事が多い暗記系科目に関しては、効率的に勉強し、1回の受験で合格してスパッと忘れましょう笑。

銀行業務検定3級試験・暗記科目の勉強法完全版(税務、法務、信託、外為等)