日商簿記3級に確実に合格する為の、試験時間の使い方と思考法

今回は、試験中の時間の使い方についての記事です。

「どのようにすれば、120分間を有効に使うことができるか?」「どうすれば、合格点を達成する可能性を上げることができるか?」を、真面目に解説しています。

簿記2級試験で3週間で満点合格したサイト主が書いていますので、是非参考にしてみて下さい。

※当日の持ち物などについては、また別記事で解説していこうと思います。

時間の使い方を事前に考えておく

簿記試験は、試験時間ギリギリまでかかるタイプの試験です。FPなどのように、時間が余るタイプの試験ではありません。

ですので、試験時間を有効に活用するためにも、120分をどのように使うかは予め考えておく必要があります。

例えば、以下の通りです。

大問1(仕訳問題)・・・10分

大問2〜5・・・各20分

見直し・・・30分

また、「各大問に掛けて良い最大時間」を設定しておくことも重要です。

回答に煮詰まってしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまいますので、「20分経ったら、問答無用で次の大問へ」というようにリミットを決めておくことは非常に有効です。

尚、見直しには、ちゃんと時間を確保しておいて下さい。

追加の1点を獲得しに行くよりも、1点の失点を防ぐ方が簡単ですし、時間もかかりません。最低限20分程度は見直し時間を確保し、「取れる点数は確実に取る」ということを実践してください。

パニックに陥った時の対処法を準備しておく

簿記は、言うまでもなく計算系の試験です。また前述の通り、試験時間が足りなくなることが多い試験です。

こうした試験において最も注意するべきことは、「本番中にパニックを起こすこと」です。

本番という緊張感の中で計算が合わなくなったりすると、本当に頭が真っ白になり、思考停止に陥ってしまう危険性があります。最悪のケースでは、頭がふわふわしたまま、そのままタイムアップということもあり得ます。

そうした事態を防ぐ方法は、パニックに陥った時のことを予め想定しておくことです。

「パニックになりそうになったら、深呼吸を5回する」「3回計算してもミスの原因が分からなければ、強制的に次の問題を解く」といったように、ルールを定めておくのです。

もし、その状況に陥った時には、そのルールを粛々と実践するだけで済むので、非常に気持ちが楽になります。パニックに陥っている状態では、まともな対処法は思いつきませんので、「機械的に」やることを決めておくというのが非常に重要なのです。

「自分はパニックになんか、ならない」と高を括るのではなく、万全の準備で試験に臨みましょう。

難しい問題は飛ばして解く

資格試験の鉄則ですが、難しい問題は飛ばして解ける問題から解いていきましょう。

律儀な日本人の特徴なのか、問題を先頭から順に解いていこうとする人は意外と多いです。しかしこれでは、難しい問題に当たった場合には、その問題で時間を使い果たしてしまい、最後の大問まで辿り着かないといった可能性すらあります。

重要なことは、合格点を取ることです。順番に解くことではありません。

難しそうな問題、パッとみて回答の方向性が分からない問題については、どんどん飛ばしていきましょう。「解けそうな問題から解く」というのが、簿記合格のための絶対ルールです。

ちなみに、難しい問題については、あなた以外の受験生も同じように困っていますので、安心して下さい。みんなが解けないとすれば、合否を決めるのは「簡単な問題を、いかに確実に解き切るか?」です。

難問を解いて獲得した1点も、簡単な問題を解いて獲得した1点も変わらないということは、しっかりと認識しておきましょう。

満点思考は捨てる

先ほどの考え方にも通じますが、「100点を狙いに行く」という思考は捨てましょう。また、「大問の問題を全て完走しよう」という発想も捨てましょう。

そうした100点を狙いに行こうという「満点思考」では、難問や奇問にも固執してしまい、無駄に時間を消費してしまう結果になりかねません。

別に70点で合格しようが、100点で合格しようが合格は合格です。

であれば、「70点をいかに効率的に稼ぐか?」というだけを試験中は考えましょう。時間をたくさん使って大問を解き切り自己満足に浸るよりも、効率的に16点/20点を狙いにいくのがベターな戦い方です。

大問は、所詮短答問題の集合

最初の数問分からない時に、そのまま大問全てを諦めてしまう人がいますが、これはかなり損です。

簿記試験における大問というのは、一見すると1問20点の問題のように感じられます。「0点か、20点か」という思考にも陥りやすいです。

しかし実際には、大問というのは短答問題の集合体です。

2点の短答問題が10問出題されるというイメージに近く、「それぞれの小問は独立している」と言っても過言ではありません。最初の3問分からなくても、実は残りの7問には殆ど影響がなく、完全にフラットな状態で問題に取り組むことができるのです。

ですので、大問を丸ごと捨てるのではなく、「解ける箇所を確実に解く」ということを実践して、泥臭く部分点を狙っていきましょう。

最後まで諦めないで1点を追いかける

「なんだ、当然じゃないか」と思うかもしれませんが、敢えて書いておきます。

試験時間が余ったりすると途中退席する人がいますが、言語道断です。あり得ません。

たとえ、感触として完璧だと感じたとしても、検算や見直しを何度でも行って貪欲に合格点を狙いにいって下さい。検算も、パターンを変えて何度でも試してみましょう。

また、問題文の意図は、しっかりと理解できているでしょうか?

書かれている条件などを無視して、計算したりしていないでしょうか?

余った時間の使い方は、いくらでも存在しています。試験時間の限り、プラス1点を追いかける努力を追求して下さい。

まとめ

以上、「試験当日の思考法と時間の使い方」でした。

当日の試験時間の使い方については、特に何も考えずに試験本番に挑む方が多いですが、それは自殺行為です。

確実に合格を勝ち取るためにも、簿記試験当日に関する戦略については、予め綿密に練っておきましょう。